20年ぶりに
ブログを書くのは、20年ぶりだ。
『ブログ』というものが世に出始めた頃に、映画の感想と日常雑記のようなものを書いていたが、使っていたサービスが閉鎖されることになり、他サービスへの引越しを考えたけれど、一度書くのをやめるとまた始めるのは面倒で、放置したままそれっきりやめてしまった。
今になってまた書こうと思ったのは、まとまった時間ができたから。
2018年12月の営業日も残すところ数日という時に、年明けからの休職が急に決まった。長い通院生活でも改善されない身体の不調があり、主治医から「できるなら休養を」と勧められてはいたけれど、そこには、会社勤めによくある『あなたのため』を装った人の思惑や事情が絡んで、私の体調や気持ちなど二の次に、気付いたらそういうことになっていた。と言うのが実のところである。少なくとも、私はそう受け取った。
あー、もー、めーんどーくさい。うーんざーり!
鬱々とした気分で年末年始を過ごし、なにもかにもが面倒という段階を経て、次第に、これも悪くないと思えるようになってきた。本来的にはぐうたらだから、あてもなく長い長い散歩にでて、気に入った場所の適当なところに座って景色を眺めたり、途中で買ったコーヒーを飲んで、寒くなったら帰る。そんなことが楽しい。普段はできない(時間と気力と体力的に)映画のはしごをしたり。
しかしながら、時間はあるけれど、行動範囲と活動量は限られるとなると、ろくでもないことを考え過ぎてしまう時がある。
自分はいろんなことを消化不良のまま放置してきたのだなあとぼんやり思った。それをどうにかしないと次に動けないのだと思う。
できるところから手をつけてみよう。その助けとして、書く。持ち物を見直す。人との関わり方を見直す。
そういうわけで、20年ぶりにブログを書くことにした。